うつ病と向き合うこと

うつ病や生活と向き合う日常や考えについて書いていきます。

43.記憶喪失

   

病気になってから1年がたとうとするその月に、信頼していた大好きな彼と別れ、(今でも信頼していますね)実家に強制送還された私。
もちろん仕事は手につかずの状態で泣きはらした目を冷やしながら眠り、高校時代の部活のメンバーとお酒を飲んでいた。

その2日後の出来事であった。

突然記憶がなくなった。

それはある土曜日のことだった。
動画をみたり漫画をみたり家ではパソコンをあまり開かずにベッドでのんびりしていた。
しかしなんだか突然頭が痛く胸が苦しくなったのだ。

母は土曜日の午前中は仕事で仕事に行く前に会話をしたのを覚えている。
朝から体調が悪く具体的には気持ちが悪かった。
だから私はベッドで眠り続けた。
父も家にいたがその日は会っていない。

昼過ぎにその苦しみからの疲れかもがきかわからないが私は目をつぶった。
それは眠ったのかも自分では定かではない。

しかし、目覚めたら自分が誰でここはどこなんだろうという状態になっていた。
部屋は夕方だったので薄暗くまるで監獄に閉じ込められた気持ちになった。
私は窓を開け外へ飛び出そうとしていた。

しかし、その物音を聞いてか、母がやってきた。
その時の私にとってはこの人がだれか、むしろ出ていこうとしたことがばれてなにかされるのではないかと恐怖心を抱いていた。
私は思わず「誰ですか…?」と逃げるように涙を流しながら向かってくる一人の女性から逃げるように問いただした。
すると母と名乗る人は「ママだよ」と私を抱きしめてくれた。

私は頭が混乱していた。
とりあえず母と名乗る女性についていき1階にパパもいるとのことだったのであってみることにした。
自分のこともわからないのにパパなんて言われてもと思ったが…。
落ち着くために煙草を吸い、お水を飲んだ。

そして母はいろんなことを教えてくれた。
親友の名前、猫の名前、アニメのキャラクターの名前など。

母は夜に外出するとのことだったので私はLINEをたどり当てはまる親友の名前を見つけ電話をした。
自分のことがわからないから教えてもらおうと思ったのだ。
いつものあだ名で呼んでいるのと違うので親友も驚いたらしい。
そしてもう一人幼馴染に電話をかけた。
そうすると彼女の口から元カレの名前が出た。
私を最近まで支えてくれた人だと、彼女はそういう。
元カレに電話をし、話したがなんとなくなつかしさがこみ上げてくるだけで何も思い出せない。

これが記憶喪失のはじまりだった。

 - そーちゃんさんの記事